流通する「人体」 献体・献血・臓器提供の歴史 [ 香西豊子 ]

流通する「人体」 献体・献血・臓器提供の歴史 [ 香西豊子 ] 流通する「人体」 献体・献血・臓器提供の歴史 [ 香西豊子 ] 流通する「人体」 献体・献血・臓器提供の歴史 [ 香西豊子 ]

献体・献血・臓器提供の歴史 香西豊子 勁草書房リュウツウスル ジンタイ コウザイ,トヨコ 発行年月:2007年07月 ページ数:313, サイズ:単行本 ISBN:9784326101740 香西豊子(コウザイトヨコ) 1973年生まれ。

2005年東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学(相関社会科学コース)博士課程単位取得退学。

2007年博士号(学術)取得。

現在、日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ドネーションという事象系/第1部 ドネーションの経済論ー解剖台の定点観測より(ドネーションの歴史性/解剖の制度化と身体/戦前期における解剖体の経済論/戦後の「解剖体不足」と献体運動)/第2部 ドネーションの諸形態ーストック/バンク/ネットワーク(ドネーションと「人体」の形象/血液のバンキング/移植医療ネットワーク/ドネーションという統辞論)/第3部 ドネーション言説の展開ー「起源」の忘却のなかで(「人体」のありか/記述のなかのドネーション) 流通システム形成過程から炙り出される現代のヒト組織利用につらなる言説構造。

解剖体や血液、臓器といった「資源」はどのように流通し供給されてきたのか。

江戸末期から現在に至る「人体」流通システムを追いながら、「善意による無償提供」「自己決定」といったヒト組織利用に関する倫理的根拠が、そもそも資源調達の経済論的帰結にすぎないことを描き出す。

本 医学・薬学・看護学・歯科学 基礎医学 医用工学

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