今回は初心者さんに向けて、完成したガンプラの雰囲気が変わるスミ入れをおすすめします。
説明書通り組み立てたのに、箱に載っている写真と見た目が何か違う。
完成した自分のガンプラにメリハリがなく、どこかぼやっとしている。
そう感じる事があるかもしれません。
その違いはスミ入れです。
スミ入れとは、パーツに入っているスジ彫りや表面に刻まれた様々なモールドに塗料を流し込み、影を作りモールドを強調したりとメリハリのあるディテールに仕上げる為のテクニックです。
スミ入れには幾つか方法があります。
まずは塗装。
ガンプラのパーツ塗装によく使われるのがアクリル塗料。
スミ入れにはそれと別系統の塗料であるエナメル塗料を使います。
溝に薄く希釈した塗料を流し込み、はみ出た塗料は溶剤を吸わせた綿棒などでふき取ります。
その際、パーツに塗装した塗料まで剥がさないために別系統の塗料を使うのです。
パーツに塗装をしない場合はどの系統の塗料でも大丈夫です。
もっと手軽にスミ入れをするには、スミ入れ用のペンが販売されています。
流し込みタイプ、水性塗料の拭き取りタイプ、油性タイプなど色々あるので使いやすいものを選びましょう。
スミ入れには青に紺、白にグレー、赤に茶、黄色にオレンジと、パーツの色と同系色の一段濃い色を選ぶのが定石とされています。
しかし、武器のグレーに茶色を使いサビ色を表現したり、スミ入れ+ちょっとした発想で完成度をワンランク上げる事が出来ますよ。