組み立てるだけでかっこよく仕上がるガンプラですが、さらに細かな色分け、完成度を上げる為についてくるのは塗装。
しかし、初心者に塗装はなかなか難しく、気を付けなければいけない点が色々あります。
まず第一は塗装環境、しっかりとした換気が必要です。
塗装はなるべく屋外で行いましょう。
塗料、溶剤はほとんどが有害です。
主にガンプラに使われる塗料は、水性、ラッカー系、エナメル系など。
それぞれがそれぞれの個性、特質を持っています。
それぞれに溶剤も異なりますので、購入の際は気をつけましょう。
『水性塗料』 水で希釈でき、伸びが良く、筆塗り向け。
環境にも人体にも影響が少ない。
しかし乾燥に時間がかかり、塗膜が弱いのがデメリット。
完全に乾燥してしまえば水で希釈したり剥がせません。
『ラッカー系』 模型用として作られた塗料。
おそらくこれが、メインで使うものになります。
乾燥が早く塗膜が比較的強い。
匂いが強く、環境に良くないのがデメリット。
『エナメル系』 伸びが非常に良く、綺麗な光沢の質感が特徴。
ムラになりにくく筆塗りに最適。
独特な匂いがきつく乾燥に時間がかかる。
溶剤が強く浸透性が高いためABSパーツなどに浸透してしまえばパーツの破損につながりやすいので注意。
ガンプラ塗装でよく使われるのが、ラッカー系の塗料で塗装したパーツにエナメル系の塗装でのスミ入れ、やウェザリング。
ラッカー系、水性塗料の下地を犯さず、上から塗っても溶剤で拭き取れます。