動体視力と聞いて飛んできますた
いやはや、山菜シーズン真っ盛りで毎週山に入っとる割には、殆ど…収穫と探索ばかりでマトモに山に登っていない…「頑なに登山道を歩かない登山家」のもじょでござります。
山菜も楽しいが、この時期は…同時に標高のある山では残雪期でもある。
堅く締まった残雪は、バリエーションで歩くには最適であり、ラッセルも要らず、夏道の無い山を目指すには最高の季節でもある。
大雪山系もあらかた歩いたが、未だに手付かずの…というか、無積雪期には入山を禁止されている場所もある。
「愛山渓温泉」から「沼の平」へ上がった先にある「松仙園」も、そんな立ち入りを制限されている場所である。
拙者が大雪山に通い始めた頃には、既に立ち入り制限がされていたが、色々調べると…昔は、「松仙園ヒュッテ」があり、「裾合平」へ抜けるルートもあったそうだ。
ヒュッテが撤去された後、自然復元の為に立ち入り制限がされたようだ。
未確認情報に因れば、ルート開放も検討されているらしいという(木道敷くのかな?)。
当初、拙者の発案である「松仙園」散策も企画会議にのったが、岳友が「愛山渓」に入ったブログに残雪に埋まった「沼の平」が写った写真を見て、「雪に埋まってなんも見れんのではないか?」という結論になり、「秋にこっそり見に行こう」という事になった(内緒だョ)。
そこで目についたのが、「松仙園」近くにある「本安足山」(ぽんあんたるさん)だった。
大雪山系には…「当麻岳」「永山岳」に連なる「安足間岳」という山もある(更に安足間山というのもある)。
アイヌ語の…「アンタオマ(atar-oma-p)」(淵?・ある・もの)、あるいは「アタオオマ( ar-taor-oma-p)」(片側・ 岸・ある・もの)というのが語源だろう(Wikipediaより引用)。
安足間川の上流にある山という事で、アイヌ語ではあるが、恐らくは和人が命名したと思われる。
「本」(ポン)というのは「小さな」という意味だから、「小さな安足間」という事だろう。か。
「本倶登山」と同じパターンだろう。
地形図で見ると、大雪山系から少し離れた場所にポツンとあるから、嘗ての小噴火口跡かも知れない。
なかなかのマイナーさが、変態の我々にはお似合いだ。
さて、とりあえずの行き先が決まったので、旭川集合にして拙者は夜勤明けに旭川に向かう事にした。
相方は「沼田町」に住む友人の田植えの手伝いに月曜日から行っていて、旭川駅で待ち合わせる事にした。
しかし、パッキングを終え家を出ようとしたトコロ、「深川駅に来れる?」とメールが来た。
昨夜は、「深川」の道の駅で車中泊したようで、旭川より近い「深川」を待ち合わせにと、気を遣ってくれたようだが、生憎…そんな田舎町に向かう都市間バスは無い。
行くとしたら…馬鹿高いJRか、留萌行き都市間バスを途中下車するか、旭川行き高速バスを途中下車するしか無い(納内という高速の停留所はあるが、田園地帯のド真ん中だ)。
夜勤明けでバス中で爆睡予定の拙者には、バス中で寝れない途中下車は厳し過ぎる。
ひと悶着あった末、事前の計画通り旭川集合に落ち着いた。
旭川近くで集合したあと、足らない地形図を調達に「秀岳荘」(旭川店)に向かう。
アプローチ林道の情報が欲しかったので、店長に「本安足山」の事を尋ねたが、「行った事は無い」という事だった。
とりあえず、腹が減ったので昼飯を食おう。
「旭川」と言えば、ホルモンラーメンだ(言い切ったな?)。
事前にリサーチしていた元祖ホルモンラーメンの「ひまわり」に向かう。
昼時という事もあり、店には行列が出来ていた。観光客の姿は無く、地元民に愛されている店のようだ。
拙者は「ホルメン辛いの」を、相方は「ホルメン味噌」を注文し、作業服を着たオジサン二人と相席に。
濃い味付けと、柔らかく仕上げられたホルモンが抜群に旨かった(なまらオススメ♪)。
昼食を済ませ、食材調達にスーパーに寄って、大雪国道(R39)を「愛山渓」に向かう(BGMの松山千春を合唱す)。
山に近付くと、俄かに空模様が怪しくなり土砂降りになったり、霰(あられ)が降ったり、寒気のせいで上空はかなり不安定なようだ。
途中の気になる枝道でウドを収穫し、道道「上川愛山渓線」を更に奥へ。
暫く進むと、右手に枝道の林道が現れた。
入口には、何やら…案内板のようなものがある。近付いてみると、地形図に載っていた…「アプローチに使えないだろうか?」と相談していた林道のようだった。
林道の途中には、展望台や滝があり、観光用に開放されている林道のようだった。
もし、この林道でアプローチ出来れば、行程はかなり短縮される。
但し、問題は…台風被害と残雪だった。
二年前の台風被害で、大雪山及び日高山系の殆どの林道が被害を受けた。
舗装されている…この「上川愛山渓線」ですら、通行止めになっていたノダ。
沢沿いに走る…この林道が無傷であるのは考えにくい。
しかし、入口には通行止めらしき表示も無く、ゲートも開いている。
入口に残雪は見当たらないが、高度を上げると残雪がある筈だ。
残雪を利用して、登山道の無い山に登ろうというのだから、逆に残雪がなければ困る状況になる。
とりあえず、全長19kmの「愛山米飯林道」(愛山渓と米飯ダムを繋いでいる)を偵察してみよう。
駄目なら、予定通り「愛山渓」からアプローチすれば良い。
林道を進むと、かなり踏まれていて藪も被っていない。
沢沿いでは、真新しい護岸工事がされ崩落箇所は完全に補修されていた。
「ちゃんと補修されてるね~。ちゅうか、こんな…ど~でもイイ林道より、音更川本流林道(石狩、音更、ニペ)を先に直せよー!」
時折、斜面から落ちてきた灌木はあるものの、林道は良く整備されている。
地面には、重機が入った無限軌道(キャタピラーね)の跡もあり、路肩も安定している。
少しずつ高度を上げると、谷筋や日当たりの悪い場所に残雪が現れ始めた。
下界の初夏から初春へ、季節を逆行しているようで面白い。
道端には、フキノトウが目立つ。雪は消えたばかりのようだ。
ゆっくり走りながら、林道沿いの斜面に、動体視力と山菜eyeを駆使して行者ニンニクを探すが、日当たりが良く無いのか、なかなか見当たらない。
そうこうしている内に、林道上に残雪が目立ち始め、枝沢が合流するヘアピンカーブで残雪の為…行き詰まってしまった。
嘗ての相方の愛車「ジムニー」なら頑張って越えられそうだが、生憎…ジムニーは廃車になり、フツーの軽自動車では太刀打ち出来そうに無い。
…ので、車中で作戦会議を催す。
どうやら、この先の林道も無事なようだから、1km程先のコル(鞍部)から「本安足山」方面に延びる林道をアプローチに使えそうだ。
どうせ「愛山渓」に行っても、温泉がやってないから、此処で前泊するかぁ。
テント泊でもイイが、まだまだ雨も降りそうだし、高度を上げたせいで気温も一桁ナノで車中泊にする。
相方は2日連続の車中泊になるが我慢して貰おう。
とりあえず、車中泊に邪魔な荷物を設営したテントに移す。
車内を整理して、お刺身で乾杯する。豚サガリとアスパラをオリーブオイルで炒め、採集したウドはサバ缶と一緒に炒める。
夜勤明け長距離移動にヤラレ、日没後直ぐに爆睡してしまった。
翌朝、降りしきる雨音で目が覚めた。
オムスビと、昨夜食べ忘れたピリ辛ホルモンで朝食にする。
つい…見慣れぬホルモンを見かけ反射的に買ってしまったが、昨日の昼飯もホルモンラーメンだったノダ。
勿論、ホルモンがあるなら、クラシックもごくごくする。
「もう、此処でマッタリしてるかぁ」
「いやいや、山奥の林道で車中泊する為に、わざわざ旭川まで遠征してきたんちゃうからなっ」
午前9時ぐらいになって、雨がやみ空が明るくなってきたので、いそいそと出発準備をする。
手にスノーシューを持って林道を歩き始める。
暫く進むと、林道脇の倒木にキノコを発見した。
「あれ?それ…エノキじゃない?」
「こんな春先にも、エノキ出るんだなぁ」
昼飯の「緑のたぬき」に入れる為、石突きを除き、側溝の清水でキレイに洗って、ジップロックに入れておく。
3km程で地形図上のコルにある「旭川峠」に到着した。
立派な看板が建ち、上川町と旭川市の国境を分ける峠のようだ。
林道自体は、伐採用作業道のようだから、近年観光用に整備したのだろう。
しかし、こんな山奥までドライブに来る観光客が居るのだろうか?
アタマの悪い小役人の考える事は、拙者には良く分からん。
十字路を左に「本安足山」方面に向かう。
暫くすると、林道は残雪に埋まり始めた。相方は、スノーシューを履いたが、面倒くさいので拙者はツボで進む。
辺りは残雪にビッシリ埋まっているが、林道の幅員を見失わなければ大丈夫だ。
「本安足山」と「ピウケナイ山」とのコルから少し進んだトコロの涵養(かんよう)林の看板を目印に、林道を外れ「本安足」に向かう。
10分程歩くと残雪が途切れた。
この上が山頂のようだが、東向き斜面で雪が付かず日当たりが良かったから藪が出てしまったようだ。
とりあえず、スノーシューを脱いで背丈程の根曲がり竹の藪に突っ込む。
足元には、涵養林(水源地の保水力を高める為に植林された林)の看板が示す通り、トドマツの幼木が植えられていたので、さほど藪は濃く無く、20m程で山頂の残雪に復帰出来た。
相方を待っていたが、奴はなかなか来ない。
待てど暮らせど来ない。
オシッコでもしてんのかな?と思ったら、五分後…泥だらけの合羽ズボンに軍手という藪漕ぎ完全装備で現れた。
ありゃま、それを準備してたのね?
「藪漕ぎは、20m程だョ~」と教えてやれば良かったナ。
山頂部の雪田を50m程で、開けた山頂に辿り着いた。
しかし、表大雪の眺望は無かった。
低く垂れ込めたガスが、「沼の平」がある台地あたりまで降りて視界を閉ざしていた。
仕方なく、お湯を沸かして昼飯にする。
んが、待てども待てども…沸騰しない。
厳冬期用のボンベでは無いが、氷点下じゃ無いから250Tで大丈夫な筈だが…
相方のボンベに交換しても、全く火力は変わらない。
どうやら、バーナー本体のパッキンがイカレてるようだ。
とりあえず、ぬるま湯で収穫したエノキに火を通し、「エノキ入り緑のたぬき」(バリカタ)を 腹に入れた。
さて、下山ルートだ。
車を停めた「モミジの沢」へ直線的に下りるルートも考えたが、沢沿いは踏み抜きが怖い残雪期ナノで、尾根ルートを採る。
残雪を上手く繋げながら、時折…藪を漕ぎ、時折…沢中を下降しつつ「モミジの沢」を目指す。
中途半端に残雪があるのは、ルート採りに苦労する。ハナから藪漕ぎなら覚悟するのだが…
途中、沢沿いに寄り過ぎて、何度かズボったが、40分程で「モミジの沢」に無事に下山した。
旭川「高砂台」にある日帰り温泉施設「万葉の湯」の、仮眠室で宿泊予定ナノで、旭川市内に戻る。
途中立ち寄ったコンビニで、発売されたばかりの「月刊HO」(道内のグルメ情報誌ね)を立ち読みしていたら、旭川特集の中に美味そうなホルモン専門店を見つけ、晩ご飯に向かう。
良く良く考えたら、今朝も朝っぱらからホルモンを食べたばかりなのに、すっかり忘れていたノダ。
その事に気付いたのは、お腹いっぱいホルモンを食べた後だった。
翌朝、「万葉の湯」の朝食セットで白飯三杯お代わりして、旭川駅で解散した。
久し振りの旭川遠征だったが、大雪山周辺部には、まだまだ知らない山が沢山ありそうだ。
大雪山の眺望を目指して、マイナーピーク探しも面白いかも知れない。
「じゃあ、来月は日高の沢ね~」と約束して、札幌行きの都市間バスに乗り込んだ。
おわり。
【写真1】愛山米飯林道案内図
【写真2】林道もビッシリ残雪に埋もれてる
【写真3】山頂に着いたが、どんより
動体視力に一目ぼれ
みなさん!こんにちは(^O^)あやです
ゆいり・あや・みゆ・なぎさ
長い長いゴールデンウィークいかがお過ごしですか(^O^)?!活動派のわたしは…珍しく家でひたすら寝てたりゆっくりと過ごしていますわら愛犬パッピーも心地よく寝てます
そんなハッピーとお散歩に行った際に大きな鯉のぼりを見つけました
記念にパシャり
さてさて、そんな中…このゴールデンウィーク、ジャイアンツ球場のイースタン・リーグ公式戦のDeNA戦・日本ハム戦では、「GIIキッズデー」として子ども向けのスペシャルイベントが行われています♩
いよいよ、明日で最終日となりますが明日だけの特別企画もご用意しています■こども写真会 試合終了後にビッグこいのぼりの前で選手との写真会を実施します。GIIスクエアの抽選会で参加者を決めますよ〜〜(^O^)■遊具やゲーム「ジャビットふわふわ」「動体視力ゲーム」など、成績優秀者にはサイン入りグッズなどをプレゼントしています■ヴィーナスダンススクール私達ヴィーナスのダンスレッスンが行われ一緒にグラウンドで踊ることが出来るんですGIIスクエアの抽選会で参加者を決めます■キッズワークショップオリジナル応援旗づくりオリジナルこいのぼり個性溢れる、世界にひとつだけの物を作りましょう〜〜■特別G-Po中学生以下のCLUB G-Po会員には毎日50G-Poをプレゼントしています入場後、一塁側「G-Po特設ブース」で会員証をご提示しに来てください■GIIスクエア 明日は特別に巨人軍OBの鈴木尚広さんが登場します俊足で「神の足」とも呼ばれた鈴木さんにお話を聞くことができます楽しみですね■来場者全員にプレゼント 監督、コーチ、全選手が掲載されたクリアファイルをプレゼントします限定グッズ是非、ゲットしてくださいね
なんと、イベント盛りだくさんです(^O^)ぜひ、ぜひ、明日はジャイアンツ球場へ足をお運び下さい
aya…