動体視力に賭ける若者たち

動体視力

動体視力もちろん大好き

OOTP19 - Out of the Park Baseball&bsp; 5日ぶりか。 この5日、OOTPで遊びすぎた。㋡。&bsp; ゆっくりブログと一緒に進めていこうと思っていたんだけど。GM飯田圭織。抑制できませんでした。&bsp; 2シーズン終わっちゃったよ。 試合は基本、Quick Playで。要所は、自ら采配。&bsp; おかげさまで、World Series 2連覇を達成いたしました。&bsp; 飯田圭織、GM兼監督就任1年目。 この年のペナントレースは、Housto Astorosとデッドヒート。冷や汗かいたわ。 でもDivisio Wierになって、またワイルドカードでアストロズが出てきちゃってやだなと思ったけど、3タテ。&bsp; そのあとのLeague ChampioshipやWorld Seriesは楽だった。 大谷君も怪我せずに、無事にROOKIE OF THE YEARを獲りました。&bsp; 翌年のペナントレースはブッチギリ。 ポストシーズンも楽だった。ワールドシリーズ4タテは気持ちいい。&bsp; さて、勝因は。&bsp; うん、OOTPって結局は、予算管理と育成なんだと思う。&bsp; 俺は多分、とっても冷酷なGM。いやGM飯田圭織。&bsp; 2011年のブラピの映画で、『マネーボール』ってあるんだよ。Netflix マネーボール&bsp; ああ、ザ・シネマでもやるね。来月。ザ・シネマ マネーボール&bsp; これはセイバーメトリクスを使って、予算を削減しながらアスレチックスのチーム編成するGMのストーリーなんだけど。 データ分析して、常識破りの独自の基準で、選手を評価する。 年俸が高くても、独自の基準なんで、評価が低かったりする選手は放出。 というか、俺が説明するよりWikiを見て。マネー・ボール  ここにどういう指標が重要なのか書いてあるから。&bsp; このマネーボールの応用で、俺はOOTPで見られるデータだけを使って、実績よりも可能性重視でチーム編成してる。&bsp; 2018年に、選手の総年棒は1億7295万4千708ドルだった。約190億2700万円。&bsp; これをレギュラー陣を再評価して、Prospect(有望な若手)を積極的に起用。 2018年の開幕レギュラーで残ってるのは、Trout、Simmos、Cozart、大谷くらいかな。 投手陣も、PakerとBedrosiaくらいか。&bsp; Upto、Kalhou、Richards、Shoemaker、Skaggs、J. Ramirez、N. Ramirez、C. Youg、Wood、Cowart等々、売れる選手はどんどん放出。 で、今季の総年俸は、1億3039万8千375ドル。約143億4525万円。約47億円削減。&bsp; 一方、フロント、現場スタッフ、スカウティング費用、育成費用を予算アップ。&bsp; どんどんマイナーリーグに入れて、どんどん見切る。㋡。冷酷なGM。 今のスタメンで、元々いたのはトラウトと大谷だけになった。&bsp; ローテーションもブルペンもほとんどマイナーからとトレードで。&bsp; マイナーオプションのない選手が30試合くらい調子が出なければDFA(保有権放棄の指定)とウェーバー公示をやってマイナーに落とす。 拒否すれば、トレード。&bsp; トリプルAからどんどん昇格させて入れ替えをやるから、総年棒はどんどん下がる。 資金ができたからトラウトとも再契約できたし。&bsp; 俺がどういう指標を重視するかと云うと。&bsp; 打者の場合。 チーム編成やオーダーを決めるときは、長打率と出塁率だね。OPSに近いけど、ちょっと違う。&bsp; OPSは単純に長打率+出塁率。 マネーボールや俺。GM飯田圭織は、ここの比率を変える。&bsp; あと俺は、特に塁打の多さ、選んだ四球の数は、生のデータも重視する。 塁打ってのは、わかるね。一応、書く?&bsp; 単打は1、二塁打2……本塁打4で足し算するだけ。 だから、&bsp; 単打+二塁打×2+三塁打×3+本塁打×4=塁打数&bsp; でも、野球選手の成績には、二塁打、三塁打、本塁打の数は載ってるけど、単打の数は通常載っていない。ヒット数が出てる。 ヒット数には、単打から本塁打まで含まれちゃってるからね。ヒット数から計算するには減算しないといけない。&bsp; ヒット数−(二塁打+三塁打+本塁打)+二塁打×2+三塁打×3+本塁打×4&bsp; ってことになる。&bsp; 結局、これは、&bsp; ヒット数+二塁打++三塁打×2+本塁打×3&bsp; ってことになるね。&bsp; 基本的に投手は分業で、先発のQS(クオリティスタート=先発が6回以上投げて自責3以下)は重視して、 QSの割合で、ローテーション入りを決めるけど、ブルペン(リリーフ陣)も0封になるとは思ってないから、 『投手を重視しながら、打ち勝つ』という基本方針でやっている。  だから打者の塁打数は重要。&bsp; 選手の入れ替えが激しいから、単純に率だけだと、わからないからね。&bsp; 単打ばかりで打率が高くても、得点能力が高いとは言えないからね。 能力って言っちゃうとダメか。打点を叩き出す可能性が高い選手。&bsp; これは結果じゃない。結果ってのは打点だけどね。打点は運や打順の並びの要素もあるからね。 そういうデータは排除。&bsp; 塁打数。&bsp; これが重要。&bsp; これに出塁率を加味する。ただ、四球と敬遠数を引いて、出塁率アドバンストにして見たりもする。 面倒臭くなければ。㋡。&bsp; 塁打の方に重きを置いてるけどね。&bsp; 一方、投手は、この逆を考えればいい。 長打率と出塁率を上げない投手がいいピッチャーって視点。&bsp; 被本塁打が少ない、与四球が少ない。HR/9とかBB/9って指標だね。 9イニング投げて、平均、何本ホームランを打たれるかとか、四球を与えてるかって指標ね。 それとK/9だね。9イニング投げて、平均奪三振何個か。&bsp; 防御率とか勝利数、セーブ数は、軽視。運とか状況に左右されるからね。&bsp; あと、投手はゴロを打たせる確率が高い方をチョイスする。&bsp; 裏を返せば、打者はフライボールヒッターを優先。&bsp; 近年のイチローが評価が低いのは、この辺りだろうね。 アメリカは、変形セイバーメトリクス重視だからね。&bsp; ゴロが多くて単打が多い。セイバーメトリクス的には、いくら打率が高くても評価できない。 ただ年俸が高いだけの選手と見られるから、2012年以降契約に苦労したんだろう。 マネーボールが2011年公開だしね。そういう影響はあったでしょう。&bsp; 日本にいる頃は、打率と出塁率の差が大きかったけど、MLBに行って、四球を選ぶ数が平均でも9個くらい減ってる。 キャリアハイが2002年で68個。遠い昔だ。打率.321に対して、出塁率.388だからね。.067の差。 2012年の途中でヤンキースに行った年で、22個。その前年でも37個。激減だよ。この年、打率.287で出塁率.307。.020の差。 3分の1以下か。セイバーメトリクス的には厳しい。 でも、途中移籍の年、ヤンキースでは二塁打をめちゃくちゃ打ってる。ここが翌年以降の契約に繋がったんだろう。 OPSで.794。キャリアの中でも悪くない。ヤンキースの成績だけ見ればね。&bsp; でもこの辺から、やっぱ動体視力が衰えていたんだろうね。2013年〜2014年のヤンキースが平均四球23.5個。 終わったなという感じで、データを捉えられていたんだと思う。&bsp; 松井の巨人最終年なんか凄かったよね。どこに投げても打たれるような威圧感がTVでも伝わった。 打率.334で、出塁率.461だからね。差が.127もある。 で、松井は長打率も高いからね。勝利に貢献できるわけ。セイバーメトリクス的には。&bsp; イチローは、本人がそう思ってなくても、自分の成績にしか興味がないと思われちゃう。 勝利に貢献する機会が、セイバーメトリクス的に低いからね。実際、そうなっちゃう。&bsp; で、OOTPに戻らないと。&bsp; そう、OOTPもセイバーメトリクス的に選手を評価していかないと、球団経営できない。 予算ってものがあるからね。 打率の高い選手や勝利数が多かったり、防御率のいい投手ばかり獲ってたら経営が成り立たない。年俸高いからね。 昔の巨人のようなFAの獲り方はできないわけ。&bsp; よく例に出るけど、2013年の阪神鳥谷、広島丸なんかは評価高くなる。 .282に対して.402とか、.273で.376とか。&bsp; OOTPは、データと戦いながらやるってのが、俺は面白い。&bsp; いや、GMによって違うから、自由でいいんだけどね。2連覇だからね、言わせて。   

動体視力に一目ぼれ

この春から、ソフトテニスの社会人サークルに参加させてもらっている。これまでもときどきはラケットを握っていたが、ソフトテニスをある程度 本気で、本格的にやるのは、実に20年ぶりだ。ラケットひとつとっても、最新のものは技術がすすんで使い勝手が良くなっているし、道具やウェアなども機能性が格段に向上している。なによりも驚いたのは、そもそも僕がまだ現役当時の、「『軟式』と呼ばれていた時代のテニス」と「現在の『ソフトテニス』」では、ルールが変わっていたことだ。僕は「前衛」を専門としているので、サーブはそれほど得意ではない。昔は、そもそも、前衛はサーブなど打たなかった。。。と、いうことを知ってるメンバーが、サークル内には皆無だったことにも、更なる驚愕を覚えた。。。&bsp;件のソフトテニスのサークルだが、主宰者は、九州出身の20代の女性である。巷では、硬式テニスのサークルは多いのだが、ソフトテニスはマイナーなスポーツなのか、なかなかこれといったサークルが見つからなかった。そんなとき、ちょうどこの春から新たに立ち上がるソフトテニスの社会人サークルがあり、ご縁あって参加している次第である。20代の社会人の男女がメンバーの大半を占めるが、高校を卒業して間無しの10代後半の新社会人もいれば、現役の大学生もいるし、40代のオジサン(僕?!)まで、参加者の層は幅広い。主宰者の女性は、テニスコートの予約、LINEでの練習案内の発信、参加可否のとりまとめ、練習メニューの検討、練習内の試合の組み合わせ・・など、枚挙に暇が無いが、参加者が不満を持たないようにし、満足度を高めるための工夫が随所でみられる。20代であったり、女性であったり、そうした目で見ることを理由に論をすすめるつもりは毛頭無いが、毎回の練習に参加するにつれ、主宰者の女性には、実に頭の下がる思いがする。&bsp;仕事柄、「チームビルディング」「リーダーシップ」など組織マネジメントに必要な能力の修得を目的とする研修を依頼されることも多い。いつも思うのだが、こうした能力は、誰かに言われて、そういう場面を設定されて、そこで否応無しに実践 ”させられる” ようなものではないと、日頃から疑問を感じている。僕が参加している社会人サークルの主宰者のうら若き女性は、「地方から大阪に出てきて、ソフトテニスをしようと思っても、希望するようなサークルが無かったので、だったら自分で・・と思ってゼロからこのサークルを作った」と言っている。自分の仕事を自己否定するようで心苦しいが、企業が求める能力を有し、真に行動できる人とは、こういうことだと思う。&bsp;僕の専門の組織について言うと、組織論の祖とも言われている C.I.バーナード によれば、組織とは「2人以上の人からなる意識的に調整された活動や諸力の体系」だと定義されている。併せて、組織が成立する3大要件として、「共通目的」「協働意欲」「コミュニケーション」が不可欠だとされている。ソフトテニスの場合、前衛と後衛という2人組で1つのチームが構成されている。”試合(相手)に勝つ” という共通の目的をもち、”前衛と後衛が互いの役割を果たす” ために相互に協力(協働)して試合をすすめ、”試合展開についての作戦であったり、励ましあったり、賞賛や激励の声を掛け合ったり” するなど試合中も会話は欠かせない。バーナードの定義に従えば、まさにミニマムな組織がそこにある。&bsp;学生時代とは異なり、”完璧に捕らえた” と思ったボールに ”コンマ数秒” 身体の反応が遅れているのが、自分でも分かる。早いボールに老眼の動体視力が追い付いていないことも、分かっている。それでも、久しぶりに身体を動かし、何回かに1回のクリーンヒットした、イメージどおりの球が打てた時の充実感がクセになる。相変わらずの職業病で、ソフトテニスを楽しみながらも、練習中はいつもバーナードの組織論が頭の片隅をよぎっている。でも、それはそれで、面白い。週に1回程度の練習ではあるが、出張などで参加できないことも多いものの、できるだけ時間を作って、参加したいと思う。

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